Wednesday, June 21, 2006

美味くてもいきたくない店

ジメジメですね。カイシャの下のマクドナルドで、おぎやはぎの矢作を見かけたHKTLVです。意外とちっちゃかったです。

さて、今日は帰りのデンシャの中で、とあるラーメン屋に行ってみようかと思ったけど、そこの店主のことを思い出してやめました。ソノコトなんかを書いてみようかと思います。
そのお店は店員時代、仲間と帰りにたまに一緒に行ってたとこなんです。仲間の最寄り駅のそばで、僕は途中下車。3口食べたらヤミツキになるような、ちょっと特殊なメニューを出す店でして、割と気に入っていました。あの店主の言葉を聞くまでは。
その店で出すメニューは麺の量が選べましてね、1玉・2玉・3玉みたいに。貼り出してるメニューには2玉までしかないんですが、頼めばもっと多くしてくれるんですよ。僕は割と食べる方なので、たまにいくと3玉とか4玉とか食べてたんです。
そこで店主と「食べる人はどのくらい食べるのか」とかそういう話になったんですよ。いろいろ話してて店主曰く、

“一見さんには3玉以上は出さない。食べきれないと勿体ないから”

ここまでは分かります。結構ボリュームのあるメニューでしたし。ただこの話には続きがありまして、

“3玉、4玉、食べる人は食べるけどやっぱりあれだね、たまに来て量を食べるヒトよりも、2玉くらいしか食べないけど週に何度も来てくれるお客さんが大事だし、そういう人のためにやってるね”

一緒に来てる仲間はまさに後者、僕はまさしく前者でした。店主に他意がなかったとしても、その言葉は僕らに当てはまっていました。
飲食に限らず、客商売やってるのはみんな人間です。機嫌のいい時もあれば、悪い時もある。お気に入りのお客さんには親切に接客したかったり、その逆もまた然りです。ただそれを極力見せないように努力するのがプロの仕事だったりすると思うのです。ましてや「自分は客を選んでますよ」なんて公言するなどもってのほかです。
…と、接客に関するアレコレを書き出すと長くなりそうなので、これに関してはまたいつか。
そんな店主のトノサマっぷりを目の当たりにした僕は、それ以来その店に行くことはありませんでした。そんな店でおいしい食事などできません。店が客を選ぶのなら、客も店を選べる筈です。

なんか取り留めなく長々と書いちゃいました。おつきあい頂いてありがとう。んじゃ、失礼しましたー!

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