Sunday, June 18, 2006

クリエイティブと似非クリエイティブ

クリエイティビティとは何ぞと、考えます。リラックスしていきます。

例えば、今の仕事場のドーリョーに音楽を創ってる人間が居ます。どちらかといえば、ナード寄りの所謂同人ベースで活動してる人なんですが、まあものは言い様、インディペンデントで自主盤を売ってるという風にも言えるわけです。音楽性の好き嫌いは別として、良くやってるとは思います。「良くやってる」っていうのも上からものを言ってるみたいでなんなんですけども。
ただ、彼のやっていることは果たしてクリエイティブなことなのだろうかと考えると、そうは思えない節があるんですよ。はたから見てて内輪のおママゴトというか、そんな感じがするんです。

私は人に見せびらかせるようなものは何ひとつ生み出せていない、それを前提にしても、彼のやっていることは好きになれないのです。

彼はことあるごとに、自分の「作品」のことを語り、聴かせてきます。このギターを弾いた人がどうだとか、ストリングスのネタがああだとか。なんて書けばいいんですかね、PCのスペックと機材で音楽を創ってる、じゃなくてトラックを作ってる、そういう印象を受けるんです。
語りすぎなんでしょうか、「作品」に対するストイックさをまったく感じない。ストイックであることに必要性を感じるか感じないか、それはそれぞれの感じ方ひとつだとは思います。ただ私が思うには、ストイックであること、そこがクリエイティブか否かを分かつ点ではないだろうかと思うのです。

彼が恥をかくのは全く構わない、むしろ恥をかくことは前進に繋がる筈ですから。だけど音楽に恥をかかすのだけは本当にやめてほしい。
もちろん、ここで書いていることは音楽のことに限らず、すべて私自身にも言えることです。

例えば、雑誌記事をつくったり、メールマガジンやウェブページをつくったりする今の私の仕事。所謂「クリエイティブ系」と分類されがちな職種ではありますが、自分で自分の仕事をクリエイティブだと思ったことは一度もありません。感覚としては製造業に近いかもしれないですね。
この仕事がクリエイティブなのかどうか、それは読者が判断すればいいことです。リアクションを殆どもらえない、切ない片思いみたいな仕事ですが。

そろそろまとまりが無くなってきたので、まとめましょう。今現在、私の思うクリエイティビティとは何ぞ。ストイックであること、そして自分ではなく他人が判断すべきこと。そんな感じでしょうか。
イエー!ツキナミー!!

敢えて「彼」のサイトへのリンクは張りません。そして、これを読んだ貴方、もし自分のことかなと思ってもあんまり気にしないでください。貴方のドーリョーは貴方のことが嫌いなわけじゃないし、貴方と一緒に仕事をすることが嫌なわけではありませんので。保身です。

なんだかこういう長文を書くと、「続きを読む」的な機能が欲しくなりますね。それじゃ、失礼しましたー!

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