肩の筋肉がいっぱいいっぱいです。
こんなガチガチの肩を揉みしだいてくれるメイドさんは
閑話休題。
昔は週に何度もレコード屋に通って、棚の端から端まで
チェックしては沢山のヴァイナルやCDを買ってたものです。
今じゃそんなこともなくなってしまい、寂しいものですが
自分のペースで音楽を聴くようになったのかなと思ったりもします。
そんなわけで、本日は楽しい音のことを。
Heaven's 恋文 〜ヘブンズ・レンブン〜 | 志人/玉兎
(Temple ATS Records)
「音楽を聴くのが好き」と言うとほとんどの人が「どんな(ジャンル)のを聴くの?」と尋ねてきます。基本的にジャンルを意識して音楽を聴いているわけではないので、この質問をされると答えに窮すると同時にジャンルって何だろうと考えてしまいます。
そしてこのレコード、ジャンル分けすることがリスナーにとって、そして時に音を鳴らす側にとってどれだけバカバカしいことかを改めて感じさせてくれる一枚だと思うのです。
歌うようにラップするストーリーテラー、志人とTemple ATSのトラックメイカー達が紡ぐ音楽。スタイルとしてはヒップホップにカテゴライズされるのでしょうが、時にハッとするほど美しいメロディがあったり、短編小説を読み聴かせてもらっているような気分になったり。およそヒップホップという言葉では括りきれない素晴らしい音楽です。
第一章「銀色世界と昼の白月」と第二章「Reality of Human Life 迷いのすがた」の2章仕立て、スキットを入れて全20曲からなるこの作品、普段はヒップホップに縁がないと思ってる人にこそ聴いてほしいアルバムです。もちろんヒップホップ大好きなヘッズも楽しめる筈。部屋で聴くもよし、フロアで流れててもぜんぜんアリだなーと思います。19曲目の"Life"なんかが明け方のフロアでかかったりしたら、絶対泣いちゃうだろうな。
文中でジャンル分けのことをあーだこーだと書きましたが、
もちろん鳴らす側がこだわる分にはぜんぜん良いと思うんですよ。
まあただ、基本的にジャンル分けってのは、
レコード屋とレコード会社のためにあるようなものだとは思います。
それのせいでリスナーまで変なこだわりを持ってしまうのは
勿体ないことだなーと常々感じているんですが。
ああ、あとダラダラと捕捉して申し訳ないんですが
所謂純然たるヒップホップも大好きっすよ、自分。それじゃ!
Temple ATS Records:www.templeats.com
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