今日はゴールデンウィークひきこもり特別企画、 iMac (Late 2006) 20" のハードディスク換装についてです。写真多めでそこそこ参考になるものを目指しますが、生暖かい目で読むくらいが丁度イイと思います。後で必要な工具とか、参考にした資料、ポイントなんかをまとめたものを別エントリか、 Picasa 辺りに上げるつもりなので、そちらを見たほうがイイかも。
まず用意した HDD は Seagate の ST3750330AS (7200rpm/750GB/32MB キャッシュ)です。元から入っていたのが Seagate 製の ST3250824AS だったこともあり、これを選びました。まだ 1TB は高いしね。
まずは散らかった部屋の掃除からです。どうにかして畳1畳ほどのスペースは確保したいところです。大事な iMac を寝かせたりする必要があるので、作業スペースにはクッションになるものを。参考にするサイトなどを見られるように別の Mac があると便利です。
メモリスロットのフタを外した後に、底面にある4本のネジを外します。ここはトルクスドライバの T8 サイズを使ってください。1本だけ長さの違うものが使われているので気をつけて。
外したネジは、こんな感じでまとめておくと組み上げる際にわかりやすくてイイかも。 iMac に関してはそれほど多くないので大丈夫かとは思いますが。ちなみに iBook G4 の時はこれをやっても1本ネジが余りました…
静かに iMac を寝かして、本体下部の方からフロントカバーを外していきます。ゆっくりとかつ大胆にいきましょう。ベリベリと嫌な音がしますが、貼りついたテープが剥がれる音なので慌てずに。
本体上部の方は金属製の金具でガッチリ固定されています。無理に外そうとせずに、いったん本体を立ててから写真の位置にカードを差しこみます。テレカなんかのペラペラなものだとダメです、ある程度の硬さのあるものを使いましょう。私はもういらない Suica を使いました。カードをグッと奥まで差し込んだら、フロントカバーを上に持ち上げる感じで固定されている部分を外します。
正直、イチバン大変だったのがこの作業かもしれません。全然外れずにイライラしてきたら、タバコを吸ったりするのも手です。ちょっとならビールもイイかも。時間をかけてじっくりトライしてください。なんならここで諦めるのも悪くない選択です、この時点ならまだ引き返せます。
ようやくフロントカバーが外れました。カバーを外す際は、上部で繋がっている内蔵 iSight のケーブルに注意してください。うっかり断線させないように。
iSight のケーブルを外します。2箇所とも外すのを忘れないで。
ディスプレイ下部の黒いシールドをベリベリと剥がします。どうせ閉めちゃったら見えないんだから、ホドホドにテキトーに剥がすのがイイと思います。
と、ここでビデオのケーブルが T6 のトルクスネジで固定されていることが発覚!! T8 以上のサイズしか持っていなかったので、あわやここで作業中止かと思われましたが、iBook で Google Maps から近所のホームセンターを検索! こんな辺鄙な場所にホームセンターがあるなんて知りませんでした。こんな不測の事態にも、動かせる Mac があると便利ですね。
いってきまーす。留守番よろしくー。
工具は高かったですが、イイ気分転換になりました。さて先程のメモリスロット右側にあるビデオケーブルを外します。次に液晶の四隅辺りにあるネジを外します、これもトルクスの T8 ですが、奥まった位置にあるので細めのドライバを使いましょう。内部にネジを落とさないように、マグネット処理されたものを使うと便利だと思います。内部にネジを落とすと本当にイライラします。何度もイライラしました。
これでディスプレイが持ち上がりますが、慌てて外しにかからないように。慌てるなんとかは貰いが少ないと昔から言います。底面の方から少し持ち上げるとケーブルが2本繋がっています。これを外してもう少し持ち上げるとまた2本、割と長さに余裕のあるケーブルなので、うっかり断線させる危険性は低いとは思いますが、ともあれ慎重に越したことはありません。
これでディスプレイが外れました。 HDD とご対面です。好事家はロジックボードを小一時間眺めてハァハァするのも一興かと。それはさておき、使用中に吸い込んだホコリを飛ばしておきましょう。こんな機会でもないと内部の掃除なんてできませんからね。
指を指した辺りに温度センサーがあります。位置をしっかり覚えておきましょう、 HDD 左側面の大体中ほどです。
指を指した2箇所のネジを外します。これもトルクスの T8 です。この2本だけで HDD が外れてくれます。iBook G4の時、ロジックが見えた後の悪夢のような作業と比べると簡単すぎて感動します。 HDD 右側面に付いたマウンタ (これも T8 トルクス) とSATAの信号・電源ケーブル、あとは前述の温度センサーを外して、新しい HDD に同じ様に付けます。
あとは逆の手順で本体を元に戻すだけ! 外したケーブルなどはしっかり根元まで刺しましょう。全部終った後に、またバラすことになるとガッカリします。本当です。
実容量は 700GiB 無い! そりゃ訴訟も起きるよなー。そろそろショップ辺りが約 700GiB とかいって売るべきなんじゃないのかな、なんて思ったり。小売りはそのへん小回りきくんだし。わかんない人が見たらインチキだ! って思っても仕方ないかも。
それにしても Time Machine はサイコーです。ディスクをフォーマットして復元するだけで、今までとまったく同じ環境が使えるんですから。あ、でもフォーマットしただけのまっさらなボリュームには復元できなかったっけ。一度 OS をクリーンインストールして起動ボリュームとして認識させないと、復元先のボリュームに指定できないみたいです。ともあれ簡単、 Tiger までだとこうはいかなかった。
ひととおり終わったら、 Apple Hardware Test を忘れずに。祈りながら結果を待ちましょう。無事にテストをクリアすれば作業終了です。お疲れさまでしたー。
追記:まとめエントリはこちらへどうぞ
校正したりされたり (Proofread Or Die!!): iMac (Late 2006) 20" ハードディスク換装 まとめ
Monday, May 05, 2008
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