Saturday, August 26, 2006

Appleのバッテリーリコールについて思う

先日、デルに引き続きアップルもソニー製バッテリーのリコールを決めましたね。ここはニュース引用ブログではないので、詳しい内容は末尾のリンク等を参考にしていただくとして、それについて考えたことなどを少し書いてみようかと思います。
記事内には不正確な部分があるかもしれませんがご容赦ください。

今回のアップルの対応は多少の遅れがあったとはいえ、(アップルにしては)かなり真摯なものだったように思います。デルがリコールを発表した後の、ソニー製バッテリーを使っている各社の対応はこうでした。

・HP:対象のバッテリーは使用していないので問題ない
・日立:対象のバッテリーは使用していないので問題ない
・レノボ:設計、構成が異なるので問題ないと認識している
・ソニー:充電システムなどの構成が異なるので問題ない
・東芝:調査中
・アップル:調査中

調査中としていたのは東芝とアップルのみ。他社は「問題ないと認識している」みたいな見解ばかりでした。そもそもこの問題は、バッテリーセル内に混入した金属粒子による短絡が引き起こす発熱・発火であるはず。前述の6社のうちで気になるのは、レノボとソニーの「構成が異なるため問題ない」という点です。素人考えでは、バッテリーセル自体の物理的な問題である以上、充電システムなどの構成はこの際関係ないと思うのですが、実際の所どうなんでしょうか。
engadgetなどを見てみると、古いVAIOノートが発火したというニュースがあったりします。まあサイトがサイトだけにガセなのか、それともサードパーティー製のバッテリーを使用したことによる問題なのかは定かではありませんが、気になる所ではあります。
そんなとこでソニーが、これ以上の回収はない「と考えている」とのリリースを発表しました。正式なリリースであるにもかかわらず「これ以上の回収が行なわれることはないと考えております」との曖昧な言及がいかにも日本企業らしいのですが、こんなんで良いのでしょうか。

場合によっては人的被害も発生しかねない今回の問題、各社はもっとユーザの立場に立って真剣に取り組んでほしいものです。そんな感じでキレイめに終わろうと思います。それじゃ!

Apple Computer: バッテリー交換プログラム
Sony Japan: プレスリリース

ちなみに私のiBook G4のバッテリーは対象外でした。不謹慎かもしれませんが、ちょっとザンネンです。

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