Monday, April 02, 2007

音楽はリスナーと音楽家のためにあるのだ

事前にThe Wall Street Journalリークしてた通り、EMIの全楽曲がDRMフリーで販売されることが発表されましたね。ほんとに良くやったよスティーブとEMIの偉い人!

詳しい内容はEMIのリリースをどうぞ。日本語ではEngadget Japaneseとか。

いやー、ともあれめでたい。イロイロ思うところはありますが、めでたいったらないですね。まあ考えてみれば、音楽にDRMがかかってないなんてことは当然のことで、それを喜ぶのもおかしな話なのですが、それにしてもめでてえなこりゃ。ワインでも開けっかな。もう明日のシゴトなんてどーでもいいぜ。

数年前、各メジャーレーベルがこぞってパッケージの音楽にまでDRMをかけるようになった時は本当にガッカリでした(「パッケージの音楽」なんて遠まわしな書き方をするのは、あれは所謂「音楽CD」じゃないため)。未だにあの似非CDは細々と売られてはいるのですが。思えばあの頃からメジャーレーベルの棚をチェックすることがなくなり、レコード屋に足を運ぶことも少なくなりました。だって聴きたい音楽を探しに行ってるのに、わざわざ"Compact Disc Digital Audio"のロゴがあるかどうかチェックしなきゃいけないなんてバカバカしいじゃないですか。「あ、こんな新譜が出てる!」と喜んだのも束の間、それが似非CDだと分かった時の… なんですかね、脱力感? 無力感ちゅうか、怒りっちゅうのか。
ここでCCCD批判をぶちあげる気はさらさら無いので、ここらにしときますが、あそこにはリスナーも音楽家も肝心の音楽さえも無かったと思うのですよ。

あまりにフツーすぎてこんなことを書くのも気が引けるのですが、他のメジャーレーベルが気付くきっかけになればと思います。音楽ってカネを儲ける道具でもあるかもしれないけど、それがすべてじゃないってことや、リスナーは馬鹿じゃねえぞってこととか。もういろいろですよ。カネを払って聴きたい音楽が自由に聴けないなんてこんなバカバカしい話があるかってんだよ。
音楽ってのは楽しいもんなんだよ、レーベルのお偉いや頭のおかしい権利団体の連中のためにあるんじゃねえんだ。

ちょっぴり取り乱しましたが、そんな当たり前のことが当たり前になる世の中になればいいなと思うんですよ。ともあれ他のレーベルがこの動きに追従することを祈りつつ終わります。HKTLVがお送りしました、それじゃ!

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